2011年1月28日金曜日

即発性と遅発性の食物アレルギー|栄養療法の基礎知識

最近では、健康のために食事療法や栄養療法を
取り入れている方が増えていますね。

今回は食事療法や栄養療法と切り離しては考えられない、
食物アレルギーについて書きたいと思います。

アレルギーというと思い浮かぶのが、アトピー性皮膚炎や花粉症ですね。
しかし、アレルギーには様々なものがあります。

では、そもそもアレルギーとは何なのでしょう。

アレルギーを起こす原因として遺伝、環境などが挙げられていますが、
現在のところ正確な原因はわかっていません。

アレルギーを起こす物質は、人それぞれですが、
このアレルギーを起こす「特定の物質」をアレルゲン(抗原)と言います。
そして、このアレルゲンに免疫が過剰反応することで起こります。

さて、アレルギーは次の2つに分類することができます。

 (1) 即発性のアレルギー
 (2) 遅発性のアレルギー

即発性のアレルギーは、すぐに反応を起こすアレルギーで、
一般にアレルギーというと、この「即発性のアレルギー」を言います。

もう1つの「遅発性のアレルギー」は、
数時間から数日かけて現れるアレルギーと言われています。

即発性の場合、反応が早いので比較的、
アレルギーであることに気づきやすいです。

しかし、遅発性のアレルギーの場合は、
アレルゲンを体内に取り入れてから症状がでるまでに、
時間的なズレがありますのでアレルギーであることに
気づかない可能性がとても高いわけです。

例えば、あなたに小麦に遅発性の食物アレルギーがあったとします。

あなたは、そんなことに気づいていませんから、
パンやウドンなど小麦を使った食事を食べます。

しかし、数時間後あるいは翌日、数日後に
頭痛がしたり、皮膚に湿疹がでたり、
具合が悪くなるということが起こる可能性があるんですね。

とても怖いことだと思いませんか?

そして、もしこのアレルギーに気づくことなく、
アレルゲンを含んだ食べ物を食し続けていたら、
毎日のように体調不良が続くようになることもあるかも知れません。

ですから、あなたが現在アレルギーを持っていないとしても、
アレルギーについて知っておくこと、
そして、機会があればアレルギー検査を受けておくことをお勧めします。

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